瀬戸内の物流拠点として 産声を上げた広島市東部市場 昭和51年から ずっと市場の朝を照らし続ける灯りがある 場内唯一『歩食堂』 早朝から命懸けで働く胃袋を満たすため 店主は包丁を握り続けてきたという 市場直結の鮮烈な食材 採算を度外視したメニュー そこには利便性や効率を追う 現代が忘れた“本物の温もり“が今も息づく 実の言うところ 東部市場は中央市場へ移転・統合の時を迎えている 消えゆく昭和の面影 それでも歩食堂は 変わらぬ味と笑顔で今日も人々を迎え入れてくれる 広島が誇る 不世出の唄うたい・奥田民生は 激動の時代を〈 愛のために〉と泥臭く優しく唄い上げた この店が守り抜く味もまた 激動を生きる人々への 不器用で真っ直ぐな「愛」そのものである もう会えなくなるかもしれない 市場の生きた歴史と奇跡の美味 その市場の門をくぐれば あなたも絶対に胸が熱くなるに違いねえ
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