徳川家康の城下町として礎を築き 旧海道の宿場として 東西の粋が交差してきた浜松 夜の街・千歳町の路地裏で 暖簾を掲げる『割烹かとう』へ足を踏み入れれば そこは酒呑みを優しく惑わす大人の隠れ家だ “愛されたくて愛したんじゃない 燃える想いをあなたにぶっつけただけなの“ 黛ジュンの名曲 「恋のハレルヤ」のフレーズが胸をよぎるように この店への愛おしさは理屈ではない ただ何故か直感的に惹き寄せられてしまう カウンターに腰掛け まずはキリンラガーで喉を潤す ハマチは濃密な脂が舌に絡みつき タコは驚くほど豊かな弾力と磯の旨みを溢れさせる これぞ職人の技 仕事が早い さらに狐色に揚がった 香ばしいトンカツを頬張れば サクッとした歯ごたえと 溢れる肉汁に心が歓喜の声を上げ やはり欲しくなるのが 炊きたての白飯と出汁の効いたお味噌汁である 酒のアテから締めのご飯まで 溢れる熱量を 真っ直ぐ受け止めてくれる懐の深さ またここに来たいと思わせる 旅食人お気に入りの名店が浜松にあるのです
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