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空白代行

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空白代行のTikTok投稿
0:59
2,140,247 2,140,247回再生 投稿から86日21時間14分後(2,085時間)(2026.04.09 15:12時点で取得) 30日経過・確定

同窓会のあと、元カノを助手席に乗せた_ 「ごめんね、彼氏がお酒飲んだらしくて、迎え来れなくなってさ」 「え、彼氏いるの?」 「うん、言ってなかったっけ?」 「聞いてない」 俺は締めようとしていたシートベルトを、途中で戻した_ 「でも安心して? 彼氏には『友達と一緒に、元カレの車で送ってもらう』って連絡したから」 「そうは言ってもさ、いまはふたりきりじゃん?」 「仕方ないじゃん、酔ったあの子をあんたひとりに任せるわけにはいかなかったし、飲んでないの私たちだけだったし」 「そうだけどさあ」 さっき、元カノの友達を家まで送った_ 「だいじょぶだよ、いまの彼氏は私のこと信じてるから」 「信じてるからこそ、まずいんじゃないの?」 「じゃあ、ここで降りようか?」 元カノの友達の家は、街灯のない山の麓にあった_ 「いや、ここは暗くて危ないよ」俺はそう言って、車のライトを付けた_ シートベルトを締めながら、「うしろ、移動する?」と聞いた_ 「いや、ナビの操作もあるし、このままでいい」 元カノはそう言って、ナビに住所を打ち込んだ_ 1年前と違う住所に俺は「もしかして、彼氏の家?」と、聞いた_ 「うん、そうだよ」 「まじか」俺はそう言いつつも、車を出した_ 「相変わらず確認が多いね?」元カノは、窓の外を眺めながら言った_ 「確認?」 「私と付き合ってるときもさ、かならずどこでなにしてるか連絡しないと不機嫌になってたじゃん?」 「そうだっけ」 「ほら、無意識にそうしてるんだよ、私がBeRealやめたのもあんたが原因だよ?」 「そうなん? なんかごめん」 俺はハンドルを握り直した_ 「いまの彼氏はね、まったく私のこと心配しないから」 愚痴のような惚気話に、俺は苦笑いした_ 「私がさ、ピアス開けてってお願いしたとき、あんた開けてくれなかったじゃん?」 「そんなことあったね」 俺は左右を確認しながら笑った_ 「いまの彼氏はね、躊躇いなく私の耳に穴を開けたよ」 「すごいね」 「あんたはさ『傷つけるの怖い』って、ずっと手を震わせてたじゃん?」 「まあ、あのときはね」 信号が赤になって、さりげなく元カノの右耳を確認した_ 開けたピアスの穴は、髪で隠れて見えなかった_ 「まあ、私もさ、自分じゃ開けられなかったから同じだけどね」 そう言って元カノは、遠くを見つめた_ ナビの音声が流れて、俺は「ここで合ってる?」と、海沿いの道に入った_ 「うん、そこを左」 元カノの指示通りハンドルを切ると、観覧車の見える港に着いた_ 「そこでいいよ」 路肩に車を停めると、元カノがシートベルトを外した_ 「ここってさ」俺は遠くを見つめて言った_ 「あ、覚えてるの?」 「うん、電車で寝過ごして、ふたりで降りたとこじゃん」 「なつかしいよね」 元カノはそう言って、スマホを取り出した_ 「せっかく来たし、BeReal撮っちゃお」 「え、やめたんじゃないの?」 「ううん、彼氏のBeReal見るために始めたよ」 「そうなんだ」 俺は、スマホを構える元カノの横顔を見つめた_ 付き合っていた頃はよく、わざと映り込んでたなって笑みがこぼれた_ 「綺麗に撮れた」 元カノはそう言って、画面を俺に向けた_ 「お礼にいる?」 「え?」俺は思わず笑った_ 「エアドロするからスマホ出して」 スマホを出すと、すぐに元カノから写真が送られて来た_ 画面に、虹色の観覧車が浮かんだ_ 「ありがと」 「こちらこそ」 そう言って元カノは車を降りた_ 「ほんとありがとね」 「ううん、彼氏と仲良くね」 ルームミラーの中で、元カノを見届けたあと、俺は窓の外を眺めた_ BeRealを撮ろうとスマホを取り出すと、さっき送られて来た写真が目に入った_ 内カメで撮られたもう1枚の写真には、元カノの顔が映っていた_ 右耳につけたピアスが光っていた_ 「あ……」 指で拡大すると、それは青色のピアスだった_ 「まだ持ってたんだ」 1年記念日に、俺がイヤリングと間違えて買った、お揃いのピアスだった_ あのときは、俺も彼女もピアスを開けることができなくて、付けることはなかった_ いま思えば、元カノは『ピアスに憧れあったけど、もう開けたいとは思わない』と言っていた_ 「どうしていまさら……」 何度見ても、元カノの右耳にはサファイアのピアスが付いていた_ 「いや、偶然プレゼントが被ったのかも」 そう納得させつつも、俺は車を降りた_ ほんのすこしだけ、元カノが隠れていないか探した_ 「そんなわけないか」 そう口にして俺は、引き返した_ 海のそばで、スマホを開いた_ 元カノとの思い出はここに沈めておこう、そう決めて液晶に浮かぶ観覧車を消した_ 「寒いから早く帰ろ」白い息を吐いて、冷たくなった手を右耳に当てた_ 開けたてのファーストピアスは、まだちょっとだけ痛かった_                              

著作権楽曲
34,796 いいね 34,796投稿から86日21時間14分後
(2,085時間)

(2026.04.09 15:12時点で取得)
107 コメント 107投稿から86日21時間14分後
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(2026.04.09 15:12時点で取得)
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(2026.04.09 15:12時点で取得)
2026.04.09 15:12 時点 30日経過・確定 投稿から86日21時間14分後(2,085時間)
空白代行のTikTok投稿
1:00
5,594,298 5,594,298回再生 投稿から588日22時間25分後(14,134時間)(2026.04.09 15:12時点で取得) 30日経過・確定

「インスタ消すわ」お風呂上がり、彼氏が頭を拭きながら言った_「なに? 突然」「ビーリアルもやめる」「なんで?」「いやあ、スマホの容量いっぱいでさ」「そんなことで?」「うん、仕事のメールが届かなくて」「じゃあさ、スマホ代えたら?」「そんな時間ないし」「そっか」私はそうつぶやいて、ソファに座った_彼氏はドライヤーをかけながら、スマホを手にした_私もスマホを開いて、彼氏のインスタを開いた_投稿がどれも消えていて、私との思い出はもう1枚もなかった_それから、ビーリアルも投稿しなくなって、私のビーリアルにも、映り込まなくなった_それから1週間後のこと、彼氏が突然「旅行に行こう」と言い出した_「え、いつ?」「来週」「そんな急に?」「うん、無理かな?」「いや、まあ、有休あるし、行けるけど」「じゃあ、行こう」旅行当日、彼氏は空港のコンビニで『写ルンです』を購入した「今日は、これで撮ろうと思って」彼氏は恥ずかしそうに、インスタントカメラを顔に当てた_てっきり私は、私との写真を撮ることに飽きたと思っていたから、思わず涙を流してしまった「笑ってよ?」「いや、なんか嬉しくて」彼氏は、シャッターを押した_「ねえ、泣いてたから、今のは消して」「無理だよ、インスタントカメラだもん」「もお」「でも、だいじょうぶ、たぶんブレたから」そう言って彼氏は、旅行中ずっと、私の姿を『写ルンです』に収めた_「現像するの、楽しみだね」私は、ホテルのテーブルに置かれた『写ルンです』を見つめながら言った_彼氏は窓の外を眺めて「最後に、ツーショット撮ろう」と、微笑んだ_それから3泊4日の旅行を終えて、私たちは家に戻った_翌朝、彼氏の姿がどこにもなかった_リビングのテーブルの上には、置き手紙があった『別れよう』私は、突然のことに、涙が止まらなかった_ラインをしても、電話を掛けても、彼氏は出なかった_荷物もなくなっていて、私たちは会話もなしに、お別れをした_それから数ヶ月が過ぎて、彼氏の弟さんから連絡が来た『兄貴が、息を引き取りました』私は、驚きのあまり、声が出せなかった_『ほんとは、口止めされていたんだけど、兄貴のスマホに、貴方の姿が何枚も残されていたから、やっぱり伝えたくなって』と、彼氏の弟さんは声を震わせた_彼氏の弟さんいわく、彼氏が余命を言い渡されたのは、私に『旅行に行こう』と提案をした数日前のことだったらしい_置き手紙には、『別れよう』以外にもこんなメッセージが残されていた_『泣いてるところは、もう見たくないから、こんな形での別れになったこと、許してほしい』と_私は最後くらい、彼氏の笑った顔を見たかった_けれど、これが彼氏の選んだことなのだとしたら、それは受け入れてあげるしかなかった_その翌日、車の助手席の下から『写ルンです』が出てきた_丸められた手紙も落ちていて、しわくちゃの手紙には『アルバムの写真も、インスタの写真も消してまったけど、どうしても、ふたりの思い出を残しておきたくなって、写ルンですを買ってしまった、ほんとは現像して、どこかに隠しておきたかったんだけど、それは、できなかった、こんな形にはなってしまったけど、ほんとにごめんね』私は、涙を拭いて、車を走らせた_彼氏の弟さんに、『写ルンです』を現像してもらった_渡された写真は、どれも、私の幸せそうな姿で、その中の1枚だけ、私の泣いてる姿だった_「きっと兄貴は、貴方の泣いてるところを見たくなかったんだと思う」と、彼氏の弟さんは言った_彼氏が、最後に遺したメッセージ『泣いてるところは、もう見たくないから』_私は「現像しても、平気だったのに」と、写真を胸に当てた_私の泣いてる写真は、ブレていてはっきりと見えなかった_私は、涙をこらえて、写真をめくった_彼氏があの日、空港で、私に向かってカメラを構えたとき、彼氏の手は震えていた_けれど、彼氏は涙をこらえて、私の姿を焼き付けようとシャッターを押した_だから私は、あの頃みたいに笑って、彼氏との思い出を1枚1枚、笑顔でめくった_どれも、私の笑っているところばかりだった_けれど、最後の1枚だけは違った_『最期に、ツーショット撮ろう』『いいよ?』『ほら、笑って』『そっちこそ、笑ってよ』『笑ってるよ?』『ええ、笑ってないよ』『笑ってるって』『笑ってない』それは、ぎこちないふたりの、幸せそうな笑顔の写真だった_                    

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291,715 いいね 291,715投稿から588日22時間25分後
(14,134時間)

(2026.04.09 15:12時点で取得)
924 コメント 924投稿から588日22時間25分後
(14,134時間)

(2026.04.09 15:12時点で取得)
8,658 シェア 8,658投稿から588日22時間25分後
(14,134時間)

(2026.04.09 15:12時点で取得)
28,660 保存 28,660投稿から588日22時間25分後
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(2026.04.09 15:12時点で取得)
431 DL 431投稿から588日22時間25分後
(14,134時間)

(2026.04.09 15:12時点で取得)
2026.04.09 15:12 時点 30日経過・確定 投稿から588日22時間25分後(14,134時間)
空白代行のTikTok投稿
0:43
322,104 322,104回再生 投稿から629日21時間59分後(15,117時間)(2026.04.09 15:12時点で取得) 30日経過・確定

恋をすると、見た目や行動が変わるらしいです_ 「#90秒で恋がしたい」本日発売です_ 恋にまつわる物語を、幾つも収録しています_ きっと、恋がしたくなります_ あなたが恋したページや感想をSNS上で教えてください_ どこを撮っても構いません_ 恋は、伝染するらしいです_ 書籍「#90秒で恋がしたい 」 どうぞ、本日より宜しくお願いします_ 空白代行_        

11,812 いいね 11,812投稿から629日21時間59分後
(15,117時間)

(2026.04.09 15:12時点で取得)
150 コメント 150投稿から629日21時間59分後
(15,117時間)

(2026.04.09 15:12時点で取得)
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(2026.04.09 15:12時点で取得)
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(2026.04.09 15:12時点で取得)
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(15,117時間)

(2026.04.09 15:12時点で取得)
2026.04.09 15:12 時点 30日経過・確定 投稿から629日21時間59分後(15,117時間)
空白代行のTikTok投稿
1:00
5,813,021 5,813,021回再生 投稿から865日16時間54分後(20,776時間)(2026.04.09 15:12時点で取得) 30日経過・確定

「たばこは?」「もうやめたよ」2年ぶりに助手席に座った元カノは、俺が少し窓を開けると、嘘を吐いた_さっき彼女は街中で、歩きたばこをしていた_たばこはやめていなかった_俺は吸い終えたタイミングで、声をかけた_2年ぶりの会話はすぐに弾み、少しドライブをすることになった_夜の都市高速は、何かを飲み込む大蛇のようで、このまま帰れなくなるかもなんて考えながらアクセルを踏んでいた_観覧車の見える港について、エンジンを切った_「たばこ、やめたんだ?」「うん、今の彼氏が嫌って言うから」彼女は少し、ほんとのことを教えた_きっと彼氏がいることは本当、たばこは嘘_相変わらず彼女は嘘がうまい_嘘にほんとを混ぜるから騙されそうになる_遠く海の向こうで観覧車が回っていた_俺はスマホを取り出し写真を撮った「それ、彼女に送るの?」「うん、」相槌と同時に、罪悪感が湧いた_俺はシートベルトを絞め「送ってくよ」って、ハンドルを握った「いや、いい、ここで黄昏てから帰る」彼女はドアノブに触れた「そんなことしたら、たばこ吸いたくなるよ」俺は、彼女を引き留めた「うるさい」彼女は笑って、車を降りた_手を振る彼女の影が、ミラーの中で小さく揺れていた_俺はふたたび夜の都市高速道路に飲み込まれた_夜を彷徨って、パーキングエリアで夜風を浴びた_『綺麗な景色を見たときに、送りたくなる人が本当に好きなひと』彼女がそう教えてくれた_俺はスマホを取り出し、彼女に写真を送った_すぐに手もとが震えて、彼女からも観覧車の写真が送られてきた_俺は『送る相手、間違えてるよ』と送った_すぐに既読がついて『そっちこそ、間違えてるよ』と笑い顔のスタンプが送られてきた_俺は思わず笑って、息を吸った_彼女は嘘つきだ、俺も嘘つきだ、もう本当のことは言い合えない_案外、両思いってのは、他人と他人とがうまく嘘を付き合っているだけなのかもしれない_『お幸せに』俺は真実を打ち込んで、彼女のラインをブロックした_ただ液晶には、虹色に光る観覧車だけが回っていた_彼女との思い出はずっと、ここで廻り続ければいい、そう願った_「はやく、新しい彼女つくらないとな」俺はそう煙を吐いて、ふたたび車を走らせた_      

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(2026.04.09 15:12時点で取得)
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(20,776時間)

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125 DL 125投稿から865日16時間54分後
(20,776時間)

(2026.04.09 15:12時点で取得)
2026.04.09 15:12 時点 30日経過・確定 投稿から865日16時間54分後(20,776時間)