子どもの本だと思って読んだら、大人の俺にも刺さった。 「なんで勉強しないといけないの?」 「なんで大人はずっとスマホを見てるのに、子どもにはダメって言うの?」 「友だちって多いほうがいいの?」 「いじめられたらどうしたらいい?」 「自信をつけるには?」 「大人って大変?楽しい?」 もし子どもから突然こう聞かれたら、 あなたはどう答えますか? 僕はたぶん、 「うーん……」 って止まる質問が結構あります。 大人になると、知っていることは増える。 仕事もするし、人間関係も経験する。 失敗もする。 恋愛したり、お金のことで悩んだり、将来について考えたり。 子どもの頃より、いろんな経験をしているはずです。 なのに、 「なんで?」 と聞かれると、意外と答えられない。 そんなことを考えながら読んでみたのが、 『自分の思いを言葉にする こどもアウトプット図鑑』。 最初は完全に、 「子ども向けの本なんだろうな」 と思っていました。 でも読んでみると、これが結構おもしろい。 むしろ、 「これ、大人も一回考えたほうがいいやつじゃん」 と思う質問がたくさんありました。 たとえば、 「人の悪口って言っちゃダメなの?」 一見すると簡単です。 「悪口はダメです」 と言えば終わります。 でも、 「じゃあ、なんでダメなの?」 と聞かれたら? 誰かを傷つけるから。 自分も言われたら嫌だから。 人間関係が悪くなるから。 ここまでは答えられる。 では、 「嫌なことをされたときも、何も言っちゃダメなの?」 となると、一気に難しくなる。 悪口と、自分の気持ちを伝えることは同じなのか。 誰かに相談するのは悪口なのか。 嫌いな人を嫌いだと思うこと自体が悪いのか。 考え始めると、 大人でも簡単に答えられないんですよね。 ほかにも、 「なんで親はスマホをずっと見ているのに、子どもにはダメって言うの?」 これも強い(笑) 子ども、ちゃんと見てる。 「仕事で使ってるから」 という答えもあるでしょう。 でも横になりながらSNSを見ていたら、 「それ仕事?」 って聞かれるかもしれない。 ぐうの音も出ない。 こういう質問がおもしろいのは、 「子どもに何を教えるか」 だけで終わらないところです。 大人自身の行動まで見直すきっかけになる。 この本には、小学生が実際に抱えやすい友だち、学校、家族、自分の心、生活、世の中の不思議など、82の悩みが扱われています。 「人気者になりたい」 「自分のキャラをうまく出せない」 「友だちとケンカした」 「学校に行きたくない日がある」 「勉強が始められない」 「自信をつけたい」 「人と比べて落ち込んでしまう」 「何もやりたくない」 「毎日時間が足りない」 「目標をかなえるには?」 「YouTuberになりたいって言うと、なんで大人は笑うの?」 「大人になったら何が変わるの?」 こうして並べてみると気づきます。 これ、 子どもだけの悩みじゃないんですよね。 「人気者になりたい」は、 大人なら「人から認められたい」かもしれない。 「自分のキャラを出せない」は、 職場やSNSでの自己表現にもつながる。 「友だちとケンカした」は、 同僚やパートナーとの人間関係にも置き換えられる。 「人と比べて落ち込む」なんて、 SNSを開けば大人も毎日のように経験します。 年齢が上がると、 悩みがなくなるわけじゃない。 悩みの名前が変わるだけなのかもしれません。 そして、この本のテーマになっているのが、 「アウトプット」。 アウトプットと聞くと、 勉強した内容をノートにまとめたり、SNSで発信したりするイメージがあると思います。 でも、もっと根っこの部分はシンプルです。 自分はどう思った? なぜそう思った? じゃあ、どうしたい? 誰かに伝えるなら、どんな言葉にする? 実際に何をやってみる? つまり、 考える。 書く。 話す。 行動する。 頭の中だけにあったものを、外へ出していく。 これもアウトプットです。 僕はここが、この本のおもしろいところだと思いました。 学校では「正しい答え」を求められる場面が多い。 1+1なら2。 漢字なら正しい書き方がある。 テストにも正解があります。 でも人生って、 正解が決まっていない問題のほうが多い。 友だちは何人いれば幸せ? 好きな仕事と稼げる仕事、どちらを選ぶ? 夢を追うべき? 諦めるべき? 嫌な人とは距離を置いていい? 失敗したらどうする? こういう問題には、 教科書の最後に「答え」が載っていません。 だから必要になるのが、 自分で考えて、自分の言葉にする力。 もちろん、子どもが一冊読んだから突然コミュニケーション能力が上がったり、勉強が好きになったり、自己肯定感が劇的に変わったりするわけではないと思います。 本は魔法じゃない。 でも、 「こんな考え方もあるんだ」 「自分はこう思う」 「お母さんはどう思う?」 「お父さんだったらどうする?」 そんな会話が一つ生まれるだけでも、読む意味はあると思うんです。 だから個人的には、 子ども一人に渡して、 「はい、読んでおいて」 よりも、 親子で一緒に読む使い方がおもしろそう。 たとえば1日1問。 「友だちって多いほうがいいの?」 子どもが答える。 親も答える。 理由を聞いてみる。 正解を決めなくてもいい。 意見が違ってもいい。 むしろ、 「え、そんなふうに考えてたの?」 が出てきたらおもしろい。 普段なら聞けない子どもの本音が見えるかもしれない。 逆に、 子どもから大人へ質問されるかもしれません。 僕が特に好きなのは、 「大人って大変?楽しい?」 という問い。 これ、なんて答えます? 「大変だよ」 だけで終わらせたくない気もする。 大変なことはある。 仕事も、お金も、人間関係もある。 でも、自分で行く場所を選べたり、 好きなものを買ったり、 好きな人に会いに行ったり、 何かを作ったり、 人生を自分で選べる部分も増えていく。 僕なら、 そんな話をするかな。 そして考えていたら、 子どもの頃の自分にも聞きたくなりました。 「大人になった俺、どう?」 想像していた大人とは、 たぶん全然違う。 でも、それも悪くない。 子どもの頃って、 世の中に分からないことがいっぱいあった。 だから、 「なんで?」 って聞いていた。 大人になると知識が増えて、 いつの間にか「分かったつもり」になる。 でも本当は、 問いを持つことって、 大人になってからも必要なんだと思います。 分からないから調べる。 疑問に思うから考える。 考えたから言葉にする。 言葉にしたから誰かと話せる。 話したから新しい考えに出会う。 そして、 小さく行動してみる。 それがまた次の経験になる。 インプットしただけでは、現実はあまり変わらない。 外へ出して初めて、自分の経験になっていく。 だから、 『こどもアウトプット図鑑』 というタイトルだけど、 僕は大人にも読んでほしいと思いました。 子どもがいる人なら、親子の会話のきっかけに。 小学生へのプレゼントを探している人にも。 「自分の気持ちを言葉にするのが苦手そう」 「学校や友だち関係で悩むことが増えてきた」 「考える力や話す力を身につけてほしい」 そんなときに、 答えを押しつけるのではなく、 一緒に考える入口として置いておける一冊。 そして大人は、 子どもに読ませる前に少しだけ開いてみてください。 たぶん何問か、 手が止まります。 「俺なら、なんて答える?」 って。 それでいいんだと思う。 すぐ答えられなくてもいい。 考えてみる。 自分の言葉にしてみる。 誰かと話してみる。 そして、できることからやってみる。 それ自体がアウトプットだから。 子どものために買った一冊から、 大人まで何かを持ち帰れる。 そんな本でした。 気になった人は、 この投稿の左下に出ている黄色いカート🛒からチェックしてみてください。 商品ページには本の詳しい内容も載っているので、 まずは「どんな質問が収録されているのか」を見るだけでもおもしろいと思います。 買うかどうかは、そのあと決めればいい。 あなたなら、 子どもから突然、 「大人って楽しい?」 と聞かれたら、 なんて答えますか? #こどもアウトプット図鑑 #アウトプット #子育て #小学生 #小学生ママ
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