「何読んでるの?さっきから全然スマホ触ってないじゃん」 「『流浪の月』。これ、すごく引き込まれる」 「タイトルきれいだね。どんな話?」 「一言で説明するのが難しいんだけど、“普通”って何なんだろうってずっと問いかけてくる感じ。人との関係とか、世間の見え方とか」 「重そうだけど気になる」 「重いっていうより、繊細かな。電車の音とか景色が流れてる中で読んでると、逆に物語の静けさが際立つというか、気づいたら完全に入り込んでる」 「そんなに没入するんだ」 「うん。ページをめくる手が止まらない。登場人物の感情がすごく丁寧に描かれてるから、気づいたら一緒に考えてる」 「どんなところが印象的?」 「“理解されること”とか“誤解されること”の距離感かな。同じ出来事でも、見る人によって全然意味が変わってしまう怖さがある」 「なんか色々考えさせられそう」 「うん。電車に乗ってると、周りにいろんな人がいるじゃん。その一人ひとりにも、それぞれの事情があるんだろうなって思えてくる」 「読み終わったあとどうなるタイプ?」 「たぶんすぐには感想まとまらない。降りる駅に着いても、ちょっと座って余韻に浸りたくなる感じ」 「いいね、それ」 「間違いなく心に残る作品。何気ない時間に読むと、より深く入り込めると思うよ」 #読書 #読書記録 #小説 #本の紹介 #本のある日常
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