静岡県静岡市清水区草薙に鎮座する草薙神社(くさなぎじんじゃ)は、日本神話の英雄・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)に深く関連する、非常に歴史の古い古社です。 1. 由緒と「草薙」の地名伝説 • 日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の伝説: 東征の際、この地で賊に火を放たれた日本武尊が、叔母の倭姫命から授かった剣で草をなぎ払い、向い火を放って難を逃れたという故事が「草薙」の地名の由来です。 • 創建: 景行天皇53年(西暦123年)、日本武尊の父である景行天皇がこの地を訪れ、尊を祀ったのが始まりとされ非常に長い歴史を持ちます。 2. 消えた大鳥居と現在の姿 かつては南幹線(県道407号)沿いに高さ約12メートルの巨大な「大鳥居(一の鳥居)」が立ち、街のシンボルとなっていました。 • 2020年の撤去: 老朽化による倒壊の危険性と、所有者不明という特殊な事情から、2020年9月に行政代執行により撤去されました。 • 拝殿前の扁額: 撤去された大鳥居に掲げられていた巨大な「扁額(へんがく)」は、現在は境内の拝殿前に安置されています。かつての鳥居の大きさを間近で実感できる貴重な遺構となっています。 3. 境内の見どころ • 日本武尊像: 二の鳥居のすぐ近くに石像が立っています。 • 御神木: 境内には樹齢を重ねたクスノキが立ち並び、静謐で厳かな空気感が漂っています。 • 延喜式内社: 平安時代の『延喜式神名帳』にも記載されている格式高い神社です。 4. 伝統神事:草薙龍勢(くさなぎりゅうせい) • 概要: 毎年9月20日の例大祭に合わせて行われる、静岡県指定無形民俗文化財の神事です。 • 龍勢(ロケット): 竹で作った自家製のロケットを打ち上げるもので、戦国時代の狼煙(のろし)が起源とも言われています。轟音とともに空へ舞い上がる姿は圧巻です。 ☆静岡県のこの一帯は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の東征伝説におけるクライマックスの1つと言える舞台です。 • 伝説の構成:焼津から草薙へ 日本神話において、この二つの神社は一つの物語の「前編」と「後編」のような関係性にあります。 • 焼津神社(火攻めの地): 日本武尊がこの地を訪れた際、地元の賊に欺かれ、野原の中で周囲から火を放たれました。あたり一面が火の海となったことから、この地が「焼津(やきつ=火で焼かれた津)」と呼ばれるようになりました。 • 草薙神社(反撃の地): 絶体絶命の窮地に陥った尊は、伊勢神宮で授かった「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」を抜き、周囲の草を猛然となぎ払いました。そして、同じく授かっていた火打ち石で「向い火」を放ち、逆に賊を退治して難を逃れました。この「草をなぎ払った」という勇姿から、剣は「草薙剣」と名付けられ、地名も「草薙」となりました。 どちらも日本武尊の行動がそのまま地名(焼津、草薙)となって今に残っています。 草薙神社は単なる古い神社ではなく、「天叢雲剣が『草薙剣』という新たな名を得た誕生の地」でもあります。焼津で火に巻かれ、草薙で剣を振るった。この一連の流れを知ると、また違った感じで参拝できるかもしれませんね。 是非訪れてみてはいかがですか?😊 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 #日本の風景 #旅行 #静岡 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆関連動画 焼津神社→@ぴーち まいける
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