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オジモテコミック

おじさんのモテエピソードを漫画化✨
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96,090 96,090回閲覧 投稿から34日4時間59分後(820時間)(2026.06.29 02:58時点で取得) 30日経過・確定

付き合い始めてちょうど2ヶ月が経った、とある土曜日の昼下がり。 莉子と雄介は同じ大学のバドミントンサークルで出会い気がつけば毎週末を一緒に過ごすようになっていた。今日は莉子にとって初めての「彼氏の家訪問」である。 莉子(心の声):「(インターホン押すの緊張する。落ち着け落ち着け私)」 チャイムを鳴らすとドアを開けたのは雄介ではなくスーツ姿の男性だった。 田中慎一:「あ、君が莉子ちゃん?雄介から聞いてるよ。上がって上がって」 莉子:「は、はじめまして!佐藤莉子と申します。」 田中慎一:「そんなかしこまらなくていいよ(笑)。パパって呼んでくれてもいいくらいだし」 莉子:「(え……パパ……?)あ、は、はい!」 Scene 2|常連化する莉子 それからというもの莉子は週に1〜2回は田中家を訪れるようになっていた。 慎一は仕事から帰るとよく夕飯を振る舞ってくれた。カレー、肉じゃが、手作りの餃子。 一人で息子を育ててきた男の料理はどれも妙においしかった。 莉子:「お父さん、この餃子ほんとに自分で作ったんですか?」 田中慎一:「当たり前だろ。雄介が小学生のときから毎週末作ってる」 雄介:「俺の折り方が下手すぎていつも笑われてたんだよなー」 田中慎一:「今でも下手だけどな」 雄介:「父さん!」 莉子:「ふふ、仲いいなあ」 莉子(心の声):「(こういう家庭なんかいいなあ…」 Scene 3|その日の違和感 ある日の夕方。莉子と雄介はいつものように雄介の部屋でNetflixを見ていた。 雄介:「あ、俺風呂先入っていい?汗かいたし」 莉子:「うん、行ってきな」 雄介がバスタオルを抱えて出て行くのを見送ってから、莉子はぼんやりリビングへと向かった。 ちょうどそこへ玄関の開く音がした。 田中慎一:「ただいまー」 莉子:「お邪魔してます!」 慎一がネクタイを緩めながらソファに腰を下ろした。その瞬間 莉子(心の声):「(……あれっ)」 何かが違った。いつもと何かが違う。 莉子(心の声):「(なんだろう。今日のお父さん、なんかいつもと違う気がする……)」 莉子は何気ない顔でテレビに目を向けながら、じわじわとその正体を探っていた。 Scene 4|犯人を特定せよ 莉子はリモコンを手に取るふりをしてソファの端から慎一の方へと少しにじり寄った。 莉子(心の声):「(気のせい?いや、気のせいじゃない。絶対なんか違う)」 さらに数センチ。 莉子(心の声):「(……匂いだ。匂いが違う)」 それは甘さの中に柔らかい清潔感が混じったような不思議と胸の奥が揺れる種類の香りだった。 莉子(心の声):「(なにこれ……すごくいい…)」 気づけば莉子の体は、ゆっくりと慎一の方へ傾いていた。 莉子(心の声):「(ちょっと近づいて確認するだけ。ただの確認。調査。学術的な興味)」 慎一の首元のあたりに顔が近づいた瞬間 ドン、と心臓が鳴った。 莉子(心の声):「(やばいやばい。近すぎた。でもすごくいい匂い…)」 鼻から肺の奥まで満たされるような感覚。呼吸が少しだけ乱れた。気づけば手が慎一の腕のほうへと伸びそうになっていた。 莉子(心の声):「(え、ちょっと待って私今何しようとした?!)」 莉子は自分の右手を左手でガッと掴んだ。 莉子(心の声):「(ダメ!絶対ダメ!彼氏のお父さんだよ!しかも45歳で雄介より25歳も上だよ!)」 莉子(心の声):「(我慢。我慢我慢我慢……)」 Scene 5|聞かずにはいられない なんとか理性を取り戻した莉子は深呼吸を一回して、できるだけ何事もなかった顔を作った。 田中慎一:「どうした?なんか用かな?」 振り返った慎一が莉子を見ていた。どうやら気配には気づいていたらしい。 莉子:「え!?い、いえ!ぜんっぜん!ただテレビが、テレビ見てただけです!ははは!」 田中慎一:「そう(笑)」 莉子:「あの〜」 田中慎一:「うん?」 莉子:「今日、何かつけてますか。香水みたいな」 田中慎一:「あ、バレた?昨日Amazonで届いたから付けてみたんだ」 莉子:「な、なんていうやつですか……?」 田中慎一:「ステラホワイトっていう練り香水だよ」 莉子:「ステラホワイト…」 莉子(心の声):「(覚えた。絶対覚えた。むしろ一生忘れない)」 Scene 6|作戦会議(一人で) 雄介がお風呂から上がってくる前に、莉子は素早く部屋へ戻った。 スマホを開き、Amazonの検索バーに打ち込む。 「ステラホワイト 練り香水」 莉子(心の声):「(あった!これだ!)」 商品ページを開き、説明文を読む。 気づけば「注文する」ボタンに指が乗っていた。 ポチッ。 Scene 7|エピローグ 翌週、届いた小包を雄介に渡した莉子は、包みを開ける雄介をそわそわした顔で見ていた。 雄介:「え、なにこれ?」 莉子:「ステラホワイトっていう練り香水。つけてみて」 雄介:「急だな(笑)。どこにつけるの?」 莉子:「首元」 雄介:「こう?」 莉子:「うん……(スンスン)」 雄介:「何してんの?」 莉子:「……いい匂いだね」 雄介:「急にどうしたん(笑)」 莉子:「雄介のことが、もっと好きになった気がする」 雄介:「ん?何それ急に。嬉しいけど」 莉子(心の声):「(お父さんありがとうございます。あと、お父さんに発情しそうになってほんとにすみませんでした)」 #漫画 #マンガ #モテおじ #モテるおじさん #pr

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土曜日の午後1時。 慎吾は6畳の洋室を見渡して、深いため息をついた。 段ボール箱が12個。そのほとんどにガムテープが貼られ、マジックで「リビング」「寝室」などと雑なラベルが書かれている。 今回の引っ越しは、仕事の都合もあったが、正直なところ「気分を変えたかった」という理由の方が大きかった。 新居は同じ区内の1LDK。少し広くなる。それだけで十分だった。 翌朝10時、ムーン引越社のトラックが路肩に停まる音がした。 慎吾が玄関を開けると二人のスタッフが立っていた。 一人は坂本30代前半といった印象の、いかにも引っ越し業者らしいがっしりした体格の男性。 もう一人は 慎吾(心の声):「え、女性もいるんだ。」 山本玲香。25歳。ムーン引越社のロゴが入ったブルーのポロシャツに、黒いワークパンツ。小柄だが、しっかりした立ち姿。動きやすさ重視の格好の中でも、どこかはっきりした目鼻立ちが印象に残った。 坂本:「ムーン引越社の坂本と申します。本日担当させていただきます!」 玲香:「同じく、山本です。よろしくお願いします!」 慎吾:「あ、よろしくお願いします。村上です。」 第二幕:搬出・搬入 荷物の搬出は、慎吾が想像していたよりずっとスムーズだった。坂本が大きな段ボールを次々と運び出す傍ら、玲香も小柄な体でてきぱきと動く。台車の使い方、トラックへの積み方、すべてが無駄なく洗練されていた。 玲香は段ボールを抱えてトラックへと向かった。 トラックへの積み込みが完了し、一行は新居へと向かった。 新しいマンションは築3年の清潔感のある建物だった。エレベーターもあり、搬入の効率もいい。 坂本と玲香は手際よく段ボールを部屋に運び込んでいく。 1時間ほどで搬入完了。 坂本:「これで終わりになります。ご確認いただけますか?」 慎吾:「はい…全部ありますね。ありがとうございました。」 坂本:「お世話になりました。では失礼します。」 玲香:「ありがとうございました。」 二人は深々と頭を下げ玄関から出ていった。 ドアが閉まる。 慎吾は部屋を見渡した。段ボールの山。まだ何もない白い壁。窓から差し込む午後の光。 慎吾(心の声):「さて。」 引っ越し作業第二フェーズ、荷解きの開始である。 第三幕:夜の訪問者 段ボールを一個ずつ開けながら、慎吾は少しずつ部屋を整えていった。食器を棚に並べ、服をハンガーにかけ、本を本棚に詰める。単純な作業だが、思ったより時間がかかる。 気づけば部屋の外が暗くなっていた。 慎吾:「もうこんな時間か……。」 スマホの画面を見ると、19時を過ぎていた。段ボールはまだ5個残っている。 慎吾:「今日の夕飯はピザでも頼もうかな。」 あと5個の段ボールは明日でもいいか。そう自分に言い聞かせて、慎吾はピザのデリバリーアプリを開いた。マルゲリータとポテトフライを注文する。配達時間は約40分。 待っている間、慎吾はテレビを設置した。新居で見る最初のテレビ。なんとなく気分が上がった。バラエティ番組から笑い声が流れ始め、部屋にようやく生活感が生まれた気がした。 40分後、ピザが届いた。 慎吾はソファ代わりにしている座椅子に腰を落ち着け、箱を開けながらテレビを眺めた。チーズが糸を引く。いい夜だと思った。 インターホンが鳴ったのは、ピザを3切れ食べ終えた頃だった。 慎吾:「ん? 誰だ?」 この部屋に来る人間などまだ誰もいないはずだ。宅配の追加注文はしていない。慎吾は座椅子から立ち上がり、玄関のモニターを覗いた。 そこに映っていたのは今日の引っ越しスタッフ、山本玲香だった。 慎吾(心の声):「えっ。」 制服のままだった。表情は少し緊張しているように見えた。 慎吾:「……はい?どうしました?」 インターホン越しに声をかけると玲香は少し俯いてから口を開いた。 玲香:「あの……お部屋の方に落とし物してしまったかもしれなくて。確認させていただけないでしょうか?」 慎吾:「落とし物?わかりました。」 慎吾は鍵を開けた。 玲香が部屋に入ってくる。きょろきょろと室内を見回す様子もなく、ただ少し落ち着かない様子で立っている。 慎吾:「何を落としたんですか?」 静寂。 玲香は少しの間黙っていた。それから、ゆっくりと顔を上げた。 玲香:「ごめんなさい。落とし物してしまったって言ったのは、嘘です。」 慎吾:「はい?」 玲香は恥ずかしそうに視線を床に落とした。 玲香:「…荷物を受け取りに行った時からずっと気になってたことがあって。」 慎吾:「気になってたこと?」 玲香がゆっくりと近づいてきた。 そしてそのまま慎吾の胸に顔を埋めるようにして静かに抱きついた。 慎吾:「え、ちょ——。」 玲香の声が首元のあたりから聞こえた。 玲香:「この匂い…なんですか?」 玲香:「朝からずっと気になってて。搬出の時も、搬入の時も。なんの匂いなのか、どうしても知りたくて。」 慎吾は少し固まっていたが、徐々に状況を理解し始めた。 慎吾はそっと玲香を離しテーブルの上に目をやった。 慎吾:「……これです!」 玲香に差し出すように持ち上げる。 慎吾:「ステラホワイトっていう練り香水です」 玲香はそっと受け取った。まじまじと見て蓋をゆっくりと開ける。そして鼻を近づけた。 玲香:「……っ。」 目が細くなる。 玲香:「やばい。本当に好きな匂いです、これ。」 玲香:「練り香水ってどうやって付けるんですか? 試しにつけてみてください。」 慎吾:「こうやって、指に少し取って……」 慎吾は人差し指で中身を少量すくい、手首の内側にゆっくりと塗り込んだ。そ れから首元にも。香りが再び空気に広がる。 慎吾:「こんな感じで付けてます。」 玲香の目が慎吾の首元に吸い込まれるように向いた。 玲香:「……。」 玲香はゆっくりとさっきよりも迷いのない動作で再び慎吾に近づいた。 今度は首元に顔を寄せ深く息を吸い込む。 玲香:「くんくん……。」 玲香:「くんくん……っ。」 慎吾(心の声):「玲香さん?」 玲香の理性がステラホワイトの香りによって少しずつ侵食されていった。 正確にはもともと今日一日、ずっと気になっていたものが今この瞬間に決壊した。ということだった。 慎吾は後ろに一歩引いたが、まだ荷解きの終わっていない部屋の中、段ボールにかかとが当たって踏みとどまれなかった。 そのままバランスを崩し 慎吾:「うわっ——。」 荷解きが終わっていない部屋の床の上に、ゆっくりと倒れ込んだ。 玲香はそのまま慎吾の上に覆いかぶさるように手をついた。 玲香:「ほんとにごめんなさい。でも我慢できなくて。」 慎吾は天井を見上げながらぼんやりと答えた。 慎吾:「……いや。」 言葉が出てこなかった。 玲香は慎吾の目をまっすぐ見てそっと唇を近づけキスをした。 それからも玲香は止まらない 男性の手を取り自らの胸を触らせる それから後のことは・・・(男性の上に乗る女性。お互いの服はその場に脱ぎ捨てられてシルエットで表す) 第四幕:事後と放心 どれくらい時間が経ったのか、慎吾にはよくわからなかった。 玲香は静かに身を起こし部屋の隅で衣服を整えた。慎吾はその様子をぼんやりと眺めていた。 玲香:「今日のこと、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。」 慎吾:「いや。」 また同じ答えしか出てこなかった。 玲香:「ムーン引越社をご利用いただき、ありがとうございました。」 慎吾:「こちらこそ。」 玲香は玄関で靴を履き静かにドアを開けた。振り返ることなく廊下に消えていく。 慎吾は床に寝転がったまま、しばらくじっとしていた。 テレビはまだついていた。バラエティ番組の笑い声が空虚にリビングに響いている。 ピザはすっかり冷めていた。 慎吾:「まさかこんなことになるとは。」 ゆっくりと体を起こし座椅子に腰を下ろす。視線がテーブルの上へ向いた。 ステラホワイトを手に取りしばらく眺めた。 慎吾:「Amazonで人気のステラホワイト買って正解だったわ。」 一人でつぶやく。 慎吾:「これはリピート確定だな。」 慎吾は冷めたピザを一切れ手に取ってかじる。 慎吾:「うん、冷めてもそんなに悪くない。」 窓の外には夜の街の灯りが広がっていた。新しい街。新しい部屋。新しい生活。 そしてなかなか刺激的な一日目 #漫画 #マンガ #モテおじ #モテるおじさん #pr

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土曜日の昼過ぎ。 久保正樹は肩と腰のこりが限界に達していた。 正樹:(心の声)(そろそろ整体行かないとまずいな) スマホで近所の整体院を検索し、口コミの良い「癒し処 葉月」を予約した。 今まで何度か整体には行ったことがある。 しかし今回は初めての店だ。 Scene 2|施術開始 整体院「癒し処 葉月」。 受付を済ませ、個室の施術室へと案内された。 しばらくして、担当の整体師が入ってきた。 あかり:「お待たせしました。本日担当の田中です。よろしくお願いします」 正樹:「久保です。よろしくお願いします」 あかり:「今日はどこが気になりますか?」 正樹:「肩と腰が特にひどくて……仕事でずっとデスクワークなので」 あかり:「承知しました。では始めますね。まずうつ伏せになってください」 正樹はうつ伏せになり、施術が始まった。 あかりの手つきは丁寧で、的確だった。 正樹:「……気持ちいいですね」 あかり:「肩甲骨の周り、かなり張ってますね。もう少しほぐしますね」 施術は順調に進んでいた。 Scene 3|異変 うつ伏せの施術が終わり、仰向けになる正樹。 あかりは首や肩周りをほぐしながら、施術を続けていた。 しかしこの頃からあかりの様子が、少しずつおかしくなっていた。 あかりは手を動かしながら呼吸を整えようとした。 あかり:(心の声)(落ち着け。今は施術中だ) あかり:(心の声)(だめだ……集中できない) そしてあかりは理性の我慢ができなくなってしまったのか男性のズボンの上から グッ 正樹:「っ──!?何してるんですか!?」 あかりは我に返った。 あかり:「ご、ごめんなさい!施術する場所を間違えました!」 あかりの顔が、見る見るうちに真っ赤になった。 正樹:(心の声)(間違えるにもほどがあるだろ) Scene 4|告白 沈黙が流れた。 あかりは深呼吸し、正樹に向き直った。 あかり:「施術中にずっといい匂いがして、我慢できなくなってしまいました」 正樹:「我慢してもらわなきゃ困りますよ」 あかり:「そうですよね。本当に申し訳ありませんでした」 あかり:「ちなみに、この匂いってなんですか?」 正樹:「ステラホワイトという練り香水です」 あかり:「ステラホワイト..聞いたことないです」 正樹:「市販店には置いてなくてAmazonで買いました」 あかり:「そうなんですね」 あかりはしばらく黙り、意を決したように口を開いた。 あかり:「ご迷惑じゃなければ仕事終わりに会えませんか?」 正樹:「暇なのでいいですよ」 あかり:(心の声)(良かった) Scene 5|お会計 施術が終わり、受付でお会計をする正樹。 あかりがレシートを渡してきた。 レシートの裏を見るとあかりの連絡先が書かれていた。 正樹がそれを受け取るとあかりが耳元に顔を寄せ、そっと囁いた。 あかり:「あとで……間違えた箇所の施術もしてあげますね」 正樹:「は、はい……」 正樹は店を出た。 正樹:(心の声)(……どういう意味だ) 正樹:(心の声)(いや、わかってる) 正樹は近くのカフェに入り、コーヒーを飲みながら待った。 Scene 6|仕事終わりに合流 数時間後。 あかりからLINEが来た。 「終わりました。今どこですか?」 2人は合流し近くの居酒屋へと向かった。 居酒屋では今日の施術の話で盛り上がった。 あかり:「本当にあの時はどうかしてましたね」 正樹:「あの匂いのせいですか」 あかり:「完全にそうです。施術中にあんなことは初めてで」 あかり:「お客様に失礼なことをしたのに、こうして会ってくれてありがとうございます」 正樹:「まあ悪い気はしなかったので」 あかりはくすっと笑った。 お酒が進み2人の距離は自然と縮まっていった。 居酒屋を出た2人はそのままホテルへと向かった。 あかりが予告していた「間違えた箇所の施術」が静かに始まった。 部屋の照明が柔らかく2人を包んでいた。 Epilogue|帰宅 22時。正樹は帰宅しテーブルの上に置いてあるステラホワイトを眺めながら今日のことを振り返る。 正樹:(心の声)(肩と腰のこり以外の場所も、すっかりほぐれた気がする) 正樹はスマホを開きAmazonでステラホワイトを追加注文した。 正樹:次はどこの整体に行こうかな #漫画 #マンガ #モテおじ #モテるおじさん #pr

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東京・中野区。築14年の2LDKマンションの一室。 剛志が仕事から帰宅する。玄関を開けた瞬間、靴が3足ほど脱ぎっぱなしになっているのが目に入る。リビングに足を踏み入れると、テーブルの上には空のペットボトルが5本、読みかけの雑誌、開封済みのポテチの袋。ソファの上にはクリーニングから取ってきたまま放置されたワイシャツが2枚。 キッチンはシンクに食器が積み上がり、コンロの周りには油汚れが干からびている。風呂場はドアを開けるのが少し怖い状態だった。 剛志はその惨状をぐるりと見渡し、深いため息をついた。 剛志(心の声):「……ヤバい。本格的にヤバい。」 冷静に考えてみると、最後にまともに掃除をしたのがいつだったか、もはや思い出せない。GWだったような気もするが、今は10月である。 剛志はスマホで「家事代行サービス」を検索した。いくつかのサービスが出てくる中、「おそうじ天使」というサービスが目に留まった。口コミも良い。 剛志:「……頼むか。」 第二幕:天使、降臨 予約した当日の土曜日、午前10時。インターホンが鳴る。 剛志は緊張した面持ちでドアを開けた。 そこに立っていたのは、小柄で愛嬌のある笑顔の女性だった。エプロンを手に持ち、キャリーバッグには掃除用具一式が入っている。 美咲:「おそうじ天使の佐藤美咲と申します。本日はよろしくお願いします!」 剛志:「あ、よ、よろしくお願いします……田中です。」 美咲が室内に入った瞬間、わずかに目が細くなる。 美咲(心の声):「……来た。これは来た。レベル7だ。」 おそうじ天使社内では、部屋の散らかり度合いを独自の10段階で評価する文化がある。美咲の目利きによれば、この部屋はレベル7「本人が現実逃避している段階」である。 しかし美咲はプロフェッショナルだ。表情一つ変えず、にこやかに言った。 美咲:「それでは早速、始めさせていただきますね。ご希望の通り、掃除機がけ、水回り全般、ゴミ出しをやらせていただきます。田中さんはご自由にお過ごしください。」 剛志:「あ、はい。お願いします。……すみません、こんな部屋で。」 美咲:「全然大丈夫ですよ! むしろやりがいがあります(ニコッ)」 剛志(心の声):「"やりがいがある"って、それ一番キツい言い方じゃないか……?」 美咲はまず掃除機を手に取り、リビングから始める。ペットボトルを拾い、雑誌を積み、クッションを整える。手際が鮮やかで、剛志はその動きに何となく見惚れてしまった。 剛志はソファの隅に身を縮めてスマホをいじりながら、ちらちらと美咲を観察していた。 剛志(心の声):「なんか……すごいな、プロって。俺があの雑誌を読んで以来ずっとそこに置きっぱなしにしていたのに、スッと整理した。俺の12年間はなんだったのか。」 しばらくすると、美咲がキッチンに移った。シンクの食器を洗い始めた音が聞こえてくる。ガサゴソ、ジャー、キュッキュ。 第三幕:掃除完了 3時間後。 リビングはテーブルも床も綺麗に拭かれ、ソファのクッションも整然と並んでいる。キッチンのシンクはピカピカに磨かれ、コンロの油汚れも消え去った。トイレと風呂場は言わずもがな、白く輝いている。ゴミはすべてまとめられ、外の収集所へ。 剛志は部屋を見渡して思わず目を丸くした。 剛志:「これが俺の部屋?」 美咲:「お疲れ様でした!一通り終わりました。何かご不明な点はございますか?」 剛志:「いや、もう……完璧です。ありがとうございます。本当に。」 美咲がエプロンを外し、帰り支度を始めようとしたその瞬間だった。 美咲:「あの……ずっと気になっていたのですが。」 剛志:「はい?」 美咲:「この清潔感のある香りって……なんですか?ずっと気になってて。」 剛志は一瞬きょとんとした。自分のことを言われているとは思わなかったからだ。 剛志:「え……これのことですか?」 剛志はなんとなく手首を美咲の前に差し出した。 美咲は少しかがんで、すっと鼻を近づけた。 美咲:「……っ。」 息を飲む美咲。 美咲:「すごいいい匂い。なんていう香水ですか、これ?」 剛志:「あ、ステラホワイトっていうんですけど。」 剛志は最近モテ始めた同僚の男性から「これオススメだよ」とステラホワイトを教えてもらいAmazonで購入したばっかりだった 美咲:「ステラホワイト……。」 美咲は恍惚としたような表情でその名前を繰り返した。 剛志はその反応に少し戸惑いながらも、内心では松本への感謝が急速に膨らんでいた。 剛志(心の声):「俺にも……モテ期が!?」 その思考が完結する前に事態は動いた。 美咲:「ハァ……ハァ……ハァ……。」 気づけば美咲は剛志に向かって一歩詰め寄り、そのままぎゅっと抱きついていた。 剛志:「えっ、ちょっ——!?」 美咲は剛志の首元に顔を埋め、クンクンと匂いを嗅いでいる。 剛志:「え、えーーーー!?」 美咲:「くんくん……くんくん……。」 剛志(心の声):「これは……なんだ!?犬か!?俺は今、嗅がれてるのか!?」 数秒間の混乱ののち、美咲はハッと我に返り、さっと剛志から離れた。 美咲:「っ!ご、ごめんなさい!あの、興奮してうっかり抱きついちゃいました。」 剛志:「あ……いや……」 美咲:「本当に申し訳ないです。業務中にあるまじき行為で。今日のことは会社には黙っておいていただけますか?」 剛志:「わかりました。」 美咲:「ありがとうございます。」 美咲は深呼吸をしてどこか覚悟を決めたような顔になった。 美咲:「お詫びといってはなんですが。」 剛志:「え。」 美咲:「田中さんの"息子さん"のお掃除もしてあげますよ。」 剛志:「……。」 剛志(心の声):「息子?子供いないんだが。」 0.5秒後。 剛志(心の声):「あっ。」 理解が追いついた瞬間、美咲はにこりと微笑み剛志のズボンに静かに手をかけた。 第四幕:特別サービス ジュボジュボジュボ(この部分の描写はシルエットなどにして誤魔化すように描く。脱いだズボンだけが床に置かれている) 美咲:「お掃除、完了です。」 美咲:「ご満足いただけましたか?」 剛志:「……はい。」 美咲はスッと立ち上がりエプロンを畳んでキャリーバッグに収めた。 美咲:「本日は"おそうじ天使"のご利用、誠にありがとうございました。」 剛志:「こちらこそ。」 美咲:「またのご利用、お待ちしております。」 そう言ってぺこりとお辞儀をし美咲は玄関で靴を履きドアを開けて振り返らずに去っていった。 エピローグ:放心と決断 剛志は、ピカピカに磨かれたリビングのソファに深く沈み込み、天井を見上げた。 剛志(心の声):「……今日は何だったんだ。」 ボーッと放心状態になる剛志。 5分が経過した。 10分が経過した。 剛志はようやく現実に帰還し始めゆっくりとスマホを手に取った。何となくAmazonを開いた。 検索欄に「ステラホワイト」と打ち込む。 商品ページが表示される。在庫あり。 剛志(心の声):「……売り切れる前にもう1個買っておくか。」 カートに追加。即購入。 #漫画 #マンガ #モテおじ #モテるおじさん #pr

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平日の夜。仕事終わりの17時。 藤井和夫は会社を出た瞬間、向かう場所は決まっていた。 和夫:(心の声)(今日は何打とうかな) パチンコは和夫の数少ない趣味だ。 勝っても負けても、あの玉が回る感覚がやめられない。 駅前のパチンコ店「スーパーガイア」の自動ドアをくぐった。 Scene 2|台選び 店内は適度に賑わっていた。 和夫はいつものように、島をゆっくりと見て回る。 和夫:(心の声)(どこにしようか) ぐるりと回っていると、一台の台で足が止まった。 当たり0回、ゲーム数400。 和夫:(心の声)(そろそろ当たりそうだな。この台にするか) 腰を下ろすと、左隣にすでに女性が座っていた。 一万円札を入れ、玉を打ち始める。 Scene 3|先バレ 投資7千円。 突然、台から音が鳴った。 「ポキューン」 和夫:(心の声)(よっしゃきた!あちぃー) 先バレ演出だ。 これが来ると当たりの期待値が高い。 和夫:(心の声)(当たってくれよ……) 画面が激しく動く。 リーチ演出が続く。 和夫は画面を食い入るように見つめた。 画面が、止まった。 ハズレだった。 和夫:(心の声)(ふざけんなよ!イラつくわ) 和夫は舌打ちをこらえながら、次の玉を打ち込んだ。 Scene 4|隣の女性 しばらくして。 左隣から、派手な音が鳴り響いた。 ドドドドド──! 当たり演出だ。 和夫:(心の声)(いいなー) 横目で見ると、みおの台が賑やかに光っている。 しかもRushにも入ったようで、玉がどんどん増えていく。 和夫:(心の声)(まじで羨ましい) 和夫はみおの台から視線を自分の台へと戻した。 和夫:(心の声)(それにしても……エロい脚してやがるぜ。激アツ外した腹癒せに触っちまうぞ) みおのミニスカートから伸びる脚が、視界の端に入っている。 和夫:(心の声)(お金と性の煩悩……俺、今最悪な状態だな) 自分でも思いながら、それでも玉を打ち続けた。 Scene 5|3万円消える それから1時間半。 和夫の財布から、3万円が消えていた。 和夫:(心の声)(そろそろ帰るか……) 玉を打つ手が止まった。 一方、みおの台の前には大きなドル箱が積み上がっていた。 和夫:(心の声)(あっちは大勝ちか……) 立ち上がろうとした。 その時。 みお:「もう帰るんですか?」 突然声をかけられた。 和夫:「え?」 みおが、こちらを見て微笑んでいた。 和夫:「はい。当たらないしもうやめます」 みお:「私、今日いっぱい勝ったので……良かったら、この後ご飯でも行きませんか?もちろんお金は私が出しますよ」 和夫:「えっ!いいんですか?」 和夫:(心の声)(3万負けた後にこの展開は……) Scene 6|居酒屋にて 近くの居酒屋「炭火と肴 まる源」。 2人はテーブルを挟んで向かい合った。 ビールで乾杯し今日のパチンコの話が自然と始まった。 みお:「藤井さんの台、ちょっとしんどそうでしたね」 和夫:「見てたんですか」 みお:「なんとなく……横で気になってたんです」 和夫:「3万溶けましたよ。最近ずっとこんな感じで」 みお:「それは辛いですね。」 Scene 7|告白 料理が運ばれ会話が弾んできたころ。 和夫:「あの……ひとつ聞いていいですか」 みお:「はい」 和夫:「なんで私を誘ってくれたんですか?」 みお:「……正直に言いますか?」 和夫:「ぜひ」 みおは少し恥ずかしそうにグラスを両手で包んだ。 みお:「藤井さんが隣に座った瞬間から匂いがずっと気になってたんです」 和夫:「匂い?」 みお:「甘くて、清潔感があって……すごく好みの匂いで。気になって気になって、全然パチンコに集中できなくて」 和夫:(心の声)(俺が台に集中できなかったのと、お互い様じゃないか) みお:「でも勇気が出なくて…ちょうど大当たりして気分が上がったので、意を決して声をかけたんです」 和夫:「大当たりのおかげで声をかけてもらえたってことか」 みお:「そうなんです。運が良かったです」 みお:「ちなみにその匂い何ですか?」 和夫:「ステラホワイトという練り香水です。最近Amazonで買ったんですよ」 みお:「ステラホワイト…本当に良い匂いですね」 Scene 8|帰り際 2時間ほどが経ち2人は店を出た。 夜の街に秋の涼しい風が吹いていた。 みお:「今日はありがとうございました。楽しかったです」 和夫:「こちらこそ。ご馳走になってしまって」 みお:「良かったらまた一緒に打ちに行きませんか?」 和夫:「ぜひ」 みお:「じゃあ、LINE交換しましょう」 2人はスマホを取り出しLINEを交換した。 みおは手を振りながら、夜の街へと歩いていった。 和夫はその背中を見送り、大きく息を吐いた。 和夫:(心の声)(3万負けて最悪な1日になるかと思ったが……) 和夫:(心の声)(ステラホワイト、お前のおかげで最高な1日になったな) #漫画 #マンガ #モテおじ #モテるおじさん #pr

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出会いというのは、往々にして説明しにくいものだ。 橘あかりと藤堂健一が付き合い始めたのは、半年ほど前のこと。共通の友人の飲み会で隣になり、気づいたら連絡先を交換していた。年の差14歳。周りには少し驚かれたが、当人たちは至って自然な流れだと思っている。 ある休日の昼下がり、あかりの部屋でひかりが姉に詰め寄っていた。 ひかり:「ねえ、なんで付き合ったの?」 あかり:「普通に好きだから付き合ったんだけど」 ひかり:「だから、なんで好きになったのかってこと。きっかけ」 あかりは少し照れくさそうに笑った。 あかり:「最初に会った時に、〇〇がして。それで気になって好きになってた」 ひかりは眉をひそめた。 ひかり:「意味わかんない。それで好きになるなんて私には絶対ありえない」 断言するひかり。 第二幕 趣味が似すぎている姉妹 一卵性双生児というのは、外見だけでなく中身まで似るらしい。 橘姉妹の場合、好きな食べ物(辛いもの全般)、苦手な食べ物(セロリ)、好きな映画のジャンル(サスペンス)、そして男性のタイプまで驚くほど一致していた。 それでもひかりは姉が彼氏を好きになったきっかけだけは理解できなかった ひかり:「近いうちちゃんと紹介してよね」 あかり:「わかってるって」 第三幕 運命の抱擁 数週間後の土曜日。 3人の待ち合わせ場所は、駅前の広場だった。健一は少し早めに到着し辺りを見回した。 遠くに見慣れた後ろ姿。 健一:(あ、あかりだ) 健一は迷わず近づいた。後ろからそっと近づき、その肩をぎゅっと抱きしめた。 健一:「お待たせー」 女性:「えっ! 誰ですか!?」 声が、違った。 健一の全身の血が、一瞬で引いた。 振り返ったのは、確かにあかりと同じ顔をしていたが——目が、完全に据わっていた。 ひかり:「……あなた誰ですか」 健一:「す、すみません! 彼女と間違えて!」 ひかり:「彼女?」 健一:「あかりさんの……彼氏の藤堂です……本当に申し訳ありません……」 ひかりは数秒間、健一の顔を無言で見つめた。 ひかり:「……双子の妹のひかりです」 健一:「本当に申し訳ありませんでした!」 健一は深々と頭を下げた。90度以上は確実に曲がっていた。 その様子を数メートル先から目撃していたあかりが、小走りで近づいてくる。 あかり:「ふ、藤堂くん? ひかりに何してるの?」 健一:「違うんです! あかりさんだと思って」 あかり:「……抱きついたの?」 健一:「……はい」 あかりはひかりを見た。ひかりはあかりを見た。 3秒の沈黙の後、あかりが口を開いた。 あかり:「まあ……双子だしね」 ひかり:「そうだね……双子だしね」 健一:「本当にすみませんでした」 健一は再び頭を下げた。今度は100度くらい曲がっていた。 第四幕 ご飯屋にて 気まずさを振り払うように、3人は近くのイタリアンレストランに入った。 パスタを頼み、ワインを開け、会話が少しずつ弾み始める。あかりがいるおかげで、場の空気はなんとか保たれていた。 あかり:「ひかり、藤堂くんどう?」 ひかり:「……まあ、普通にいい人そう」 健一:「さっきのこと、本当に申し訳なくて」 ひかり:「もういいですよ。双子ですし」 笑い飛ばすひかり。しかし心の中では、まったく別のことを考えていた。 ひかり(心の声):(……あの匂い) 後ろから抱きしめられた瞬間、鼻腔をくすぐった甘くて落ち着く香り。 驚きと動揺で咄嗟に振り払ったが、あの感覚はまだ体に残っていた。 ひかり(心の声):(なんだろう、あれ) あかりが言っていた言葉を思い出す。 最初に会った時にすごく良い匂いがして。それで気になって... ひかり(心の声):(まさか、ね) ひかりはワインを一口飲んで、その考えを頭の奥に押し込んだ。 第五幕 こぼれた本音 食事を終え、3人で駅へと向かった。 改札前まで来たところで、あかりが立ち止まった。 あかり:「ごめん、トイレ行ってくる。ちょっと待ってて」 健一:「わかった」 あかりが人混みの中へと消えていく。 残された健一とひかり。改札前の人の流れを眺めながら、2人は並んで立った。 ひかり:「あの、最初に会った時から気になってたんですけど...」 健一:「はい?」 ひかり:「付けてる香水ってなんていうやつですか?」 健一:「ステラホワイトという練り香水です」 男性はAmazonでステラホワイトを買う前までは女性経験は皆無だった。 ひかり:「その香水もう一度だけ嗅いでもいいですか」 健一:「え?」 ひかり:「変なこと言ってるのわかってるんですけど」 健一は苦笑しながら少し首元を傾けた。 ひかりがそっと顔を近づけ息を吸う。 ひかり:「やっぱりいい匂い」 ひかり(心の声):(姉ちゃんの言ってたこと、今ならわかる気がする) 顔を上げると健一と目が合った。 2人の距離がさっきより少し縮まっていた。 ひかり:「一応、連絡先交換しませんか?」 健一:「いいですよ」 スマホを取り出す2人。 ひかり(心の声):(一応、って言葉使ったけど、全然一応じゃない) LINEのIDを交換し終えた瞬間、あかりが人混みから戻ってきた。 あかり:「お待たせー!」 2人は何事もなかったように、さっと視線を外した。 その後 最初にLINEが来たのは、3日後だった。 ひかり:「この前はありがとうございました」 他愛もない挨拶のつもりだった。しかし返信が来て、また返して、気づいたら1時間が経っていた。 それから2人は、あかりには内緒で時々会うようになった。 ランチ、散歩、夕食。どこにでもあるような、ごく普通の時間。 ある夜、近所の小さなバーで並んで座っていた時のこと。 店内は薄暗く席が狭かった。自然と2人の距離が近くなる。 ひかりが健一の肩にそっと頭を預けた。 健一:「どうしたの?」 ひかり:「今日疲れたので」 そのまま動かないひかり。 しばらくして息を吸う音がした。 ひかり:「やっぱりいい匂いだ」 健一:「また始まった」 ひかり:「だって本当にいい匂いなんですもん」 もう一度、深く息を吸い込む。 ひかり:「ハァ……」 あかりが初めて健一の香りを嗅いだ時も、こんな顔をしていた。 目を細めてどこかとろんとした表情で。 健一(心の声):(……やっぱ姉妹だな) ひかり:「ねえ」 健一:「なに?」 ひかり:「今日、もう少しだけ一緒にいてもいいですか」 健一:「……いいですよ」 2人はそのままホテルへと向かい濃密な時間を過ごした。 翌朝、2人はホテルを出て ひかりは帰り際に振り返った。 ひかり:「ねえ、その香水」 健一:「うん?」 ひかり:「一生やめないでくださいね」 健一は苦笑した。 健一(心の声):(Amazonで定期便にするか) #漫画 #マンガ #モテおじ #モテるおじさん #pr

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金曜日の夜。午後8時。 三上隆は会社を出た瞬間、肩の荷が下りる感覚を味わった。 月曜から金曜まで、上司の顔色をうかがい、取引先に頭を下げ、終わらない資料と格闘する。 45歳独身。誰かに労ってもらえる相手はいない。 だから毎週金曜日、隆には決まった行き先があった。 風◯だ。 隆:「今週も終わった」 駅から歩いて5分。 いつもの店「ヴィーナス」の扉を押す。 受付のスタッフが顔を見るなりにこりと笑った。 スタッフ:「三上様、いらっしゃいませ。今日はいかがなさいますか?」 隆:「いつものコースで。指名は…今日は誰かおすすめいる?」 スタッフ:「ちょうど今、人気の子が空いてますよ。いかがでしょう?」 隆:「じゃそれで」 案内された部屋は、柔らかい照明で満たされていた。 ほどなくしてドアがノックされ、担当の女の子が入ってきた。 風◯嬢:「三上さん、初めまして。よろしくお願いします」 愛想の良い笑顔だった。 風◯嬢:「三上さん、毎週来てるんですか?」 隆:「そう。金曜日が一番の楽しみでね」 風◯嬢:「それは嬉しいです。お仕事大変そうですね」 隆:「まあ……サラリーマンなんてそんなもんだよ」 風◯嬢:「奥さんか彼女はいないんですか?」 隆:「いないよ。ずっと独身」 風◯嬢:「じゃあ三上さんにとって、ここが一番の癒しの場所ですね」 隆:「まあ、そういうことになるね」 風◯嬢:「それなら私、しっかり癒してあげますね」 1週間の疲れがじわじわと溶けていく。 プレイが終わり、隆は店を出た。 隆:「今日も最高だった」 夜風が気持ちよかった。 Scene 2|翌週金曜日 1週間後の金曜日。夜9時。 隆は今週いつもと違う行動に出ることにした。 隆:「今日は大久保公園の立ちんぼ行ってみるか」 最近SNSで大久保公園の状況を知った。 今まで興味はなかったがなんとなく気になっていた。 大久保公園に到着。 隆:「おお……いっぱい人が立ってる」 想像以上だった。 色とりどりの服装の女性たちが思い思いの場所に立っている。 隆:「しかも可愛い子もいるな」 しばらく周辺をぐるりと歩き、様子を観察する。 隆:(心の声)(よし、とりあえず声かけてみるか) 電柱の前に立っている女性が目に入った。 黒のミニスカート、白のオフショルトップス。 目の下にはハート型のラメのアイシャドウ、ツインテール、大きめのリボン。 地雷系と呼ばれるファッションだった。 顔は整っている。 隆:「こんばんは。何歳ですか?」 桃香はスマホから目を上げ、隆をちらりと見た。 桃香:「21」 隆:「若いね。いくらですか?」 桃香:「Gありホ別イチゴ」 隆:「わかりました。じゃあお願いします」 Scene 3|ホテルにて 2人は近くのホテルへと向かう ホテルの部屋に入ると隆は料金を桃香に渡しベッドに横になった。 桃香も隣に横になる。 しばらくして桃香の方から隆にしがみついてきた。 隆:(心の声)(お、積極的だな) 桃香は隆の首元に顔を近づけ鼻をひくひくと動かした。 桃香:(心の声)(…なんか良い匂いがする) Scene 4|帰り際 プレイが終わり二人は部屋を出た。 ホテルの廊下を歩きながら隆は財布をしまった。 エレベーターのボタンを押した瞬間、桃香が口を開いた。 桃香:「あのー」 隆:「うん?」 桃香:「もしよかったら…また会ってくれませんか?」 隆:「え」 桃香:「次からはお金はいらないです」 隆:「お金いらないの!?なんで?」 桃香は少しだけ恥ずかしそうに、視線を逸らした。 桃香:「相性が良かったってのもあるんですけど……すごく匂いが好みで」 桃香:「また会いたいなって、思っちゃいました」 隆:(心の声)(匂い……) 男性は先週の金曜日に行ったお店の女の子が 風俗嬢:「私、匂いフェチなんですよ。ステラホワイトっていう練り香水の香りが一番好きで、その匂いつけてるお客さんが来ると、めっちゃ興奮しちゃうんですよね」 って言っていたのを聞いてから、男Amazonでステラホワイトを購入し今回それを塗っていたのだ。 隆:「そういうことでしたら……また会いましょう」 桃香:「よかったです」 桃香はぱっと顔を明るくした。 桃香:「連絡先、教えてくれませんか?」 隆:「どうぞ」 二人はLINEを交換しホテルを出た。 隆:「ではまた!」 桃香:「はい。今日はありがとうございました」 桃香は軽く手を振り夜の街へと消えていった。 Epilogue|帰り道 夜の大久保。隆は一人、駅へと歩いていた。 ふとカバンの中に手を入れステラホワイトを取り出し 街灯の下でしげしげと眺めた。 隆:(心の声)(先週の風◯店の女の子から聞いたこの練り香水……買ってよかった) まさか立ちんぼの女の子に「次は無料で会いたい」と言われる日が来るとは思わなかった。 隆はステラホワイトをカバンの中に戻しスマホを開いた。 LINEのトーク画面に桃香の名前が追加されている。 その後、隆と桃香は月に2回ほどのペースで会うようになった。 毎回、隆はステラホワイトを塗って出かけた。 毎回、桃香は隆の首元に顔を埋めながら言った。 桃香:「やっぱりこの匂い、好き」 #漫画 #マンガ #モテおじ #モテるおじさん #pr

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金曜の夜。満員電車に押し潰され、ようやく降りた土屋敏夫は駅前のコンビニの自動ドアをくぐった。 47歳サラリーマン。背は低め、腹は出ていて頭頂部はもう潔いほど薄い。 土屋:(……ビールと甘いもん。今日はそれでいい) レジには大学生らしき女の子が立っていた。名札には「宮下 ひより」。 目つきが鋭いというより、心がここにいない顔。いかにも“だるい日”の店員だ。 土屋の前には、同い年くらいのおじさん客が会計をしている。 その瞬間土屋は見てしまう。 宮下「……っせ……」 おじさん客「え? すみません、聞こえなくて」 宮下「……いらっしゃいませ……(小声)」 スキャン音だけがやけに大きい。 おじさん客が小銭を出すと、宮下は表情ひとつ変えずにレジを打ち最後に 宮下「……」 お釣りをおじさん客の手に触れないよう少し上から落とすように渡した おじさん客「……あ、はい……」 おじさん客は妙に小さくなって去っていった。 土屋:(うわ……塩対応ってレベルじゃないな) 次は、土屋の番。 土屋「ビールとこのチョコ。あと袋ください」 宮下「……」 宮下は何か言った。だが声が小さすぎて聞こえない。 土屋「すみません、もう一回お願いできますか?」 その瞬間だった。 宮下「いらっしゃいませっ!」 空気が変わった。 声のトーンが上がり目が合い笑顔まで浮かぶ。 土屋「……え?」 宮下「袋、こちらでよろしいですか? あっ、ポイントカードは——大丈夫ですか?」 土屋:(さっきの人と同じ人だよな……?) 会計が終わり宮下はお釣りを渡す。 その渡し方がまた“さっき”と違う。 宮下「ありがとうございます」 宮下は片手を土屋の手の下にそっと添えて丁寧に手渡ししてきた。 土屋:(……何なんだ。俺だけ丁寧すぎないか?) 土屋はレジ前を離れ店を出た。 夜風が顔に当たっても頭の中はあの“急な変化”でいっぱいだった。 家までの道。土屋は自分の見たものを何度も反芻する。 土屋:(前のおじさんには小声で無愛想で、触れないようにお釣り。俺には急に笑顔で声も大きい。……理由がまったく分からん) “自分の時だけ” その言葉がやけに気持ち悪く残った。 土屋:(気のせいじゃない。あれは、明らかに違った) 数日後。仕事終わり。 土屋は気づけば、また同じコンビニの前に立っていた。 土屋:(答え合わせってやつか……) 自動ドアが開く。店内の匂いと蛍光灯の白さ。 そしてレジにはまた宮下ひよりがいた。 宮下:(あっ! この前来てた人だ……) 宮下:(また来てくれた……) 宮下の胸がドキドキし始める。 だが表情は抑える。いつもの“無”を装う。 前の客への対応は相変わらず冷たい。 宮下「……いらっしゃいませ……(小声)」 前の客が去る。 土屋の番。 宮下「いらっしゃいませ!」 まただ。 土屋の時だけ声が明るくなる。 土屋:(やっぱり……俺だけだ) 会計が終わり土屋がレジ前から離れようとしたその時。 宮下「あっ……あの……!」 土屋「え、俺ですか?」 宮下「実は……前回来てくれた日から、またいつ来るかなって……ずっと気になってて」 土屋「えっ……そうなんですか!?」 宮下「はい……良かったら、あとで連絡ください」 宮下が差し出したのはレシート。 裏には手書きのLINEのID。 土屋は一拍遅れて受け取った。 土屋:(俺に? なんで? 罰ゲームじゃないよな……?) 帰宅後。スーツを脱ぎながら土屋はレシートを見つめていた。 薄い頭頂部より今はレシートの裏が眩しい。 土屋:(人生って急に変なイベント入るんだな……) 意を決して友達追加しメッセージを送る。 土屋「さっきはありがとうございました。土屋です。追加しました」 すぐに返信が来た。 宮下「いきなり連絡先渡してごめんなさい」 宮下「今度よかったら、お食事でも行きませんか?」 土屋:(早い。展開が早い。……でも、あの時の目は本気だった) 土屋「ぜひ。行きましょう」 落ち着いた店。向かいの席の宮下はレジの時よりずっと柔らかい表情をしていた。 土屋はずっと引っかかっていたことを口にする。 土屋「ひとつ聞いてもいいですか。最初に会った時……俺の時だけ態度が変わったじゃないですか」 宮下「……はい」 土屋「正直、理由が分からなくて。俺、見た目もこうだし……」 宮下「見た目は関係ないです」 土屋「え?」 宮下は少し恥ずかしそうに視線を落としてから言った。 宮下「初めて会った時……近づいた瞬間、すごくいい匂いがして。私、それが……好みすぎてドキドキして」 土屋「匂い……?」 宮下「忘れられなくて。数日、ずっと“もう一回会いたい”って思ってました」 土屋:(匂いで……? 俺が……?) 宮下はふっと笑って身を乗り出した。 宮下「今日もあの時と同じ匂いがしますね」 距離が近い。近すぎる。 宮下は上目遣いのまま、土屋の首元へ顔を寄せる。 土屋「ちょ、ちょっと……」 宮下「……(くん、くん)」 土屋の身体が固まる。 宮下の声が熱を含む。 宮下「あぁ〜ん……すごい」 宮下「気が狂っちゃいそうになるぐらい好きです、この匂い」 宮下「何使ってるんですか?」 土屋「……Amazonで買ったステラホワイトっていう練り香水です」 宮下は答え合わせができたみたいに小さく息を吐いた。 宮下「やっぱり……香水の匂いだったんですね」 土屋「……俺、あの日だけ特別扱いされてるみたいで怖かったんですよ」 宮下「ごめんなさい。自分でもコントロールできなくて。前の人の時は何も感じないのに土屋さんの番だけ……勝手に声が明るくなって笑っちゃって」 土屋:(モテた理由が“練り香水”って……そんなことあるのか) 夜道。二人で歩く。 宮下は少しだけ照れたまま言う。 宮下「またあのお店……来てくれますか?」 土屋「行きます。たぶん前より頻繁に」 宮下「じゃあ私、普段の塩対応も直します」 土屋「……いや直さなくていいです」 宮下「え?」 土屋「俺の時だけ優しいひよりちゃんでいてほしい」 宮下「……」 顔が一気に赤くなる 宮下「きゅ、急に変なこと言わないでくださいよ!」 土屋「ハハハ」 土屋は夜空を見上げた。 土屋:(態度が悪すぎる店員が、俺の時だけ優しかった理由。結局それは“匂い”だった) 土屋:(チビでデブでハゲでも……勝てる日が、あるんだな) #漫画 #マンガ #モテおじ #モテるおじさん #pr

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10月のある月曜日。昼休み会社の給湯室。 部下の木下(27歳)が気軽な口調で話しかけてくる。 木下:「北村さんって最近どうですか。プライベート。」 北村:「どうって別に。何もないよ。」 木下:「彼女は?」 北村:「いない。」 木下:「やっぱり。なんかそんな気がしました。北村さんマッチングアプリやってみればいいんじゃないですか?」 北村:「マッチングアプリ?俺はそういうの疎くてついていけん。」 木下:「簡単ですよ。顔写真と自己紹介文だけで、あとはスワイプするだけです。俺もそれで今の彼女できましたし。」 北村:「スワイプ…そのあたりからもう意味わからん。」 木下:「いいから見てください。ほらこんな感じです。」 画面には何十人もの女性のプロフィール写真が並んでいた。 北村は少し目を細めた。 悪くない。正直に言うとかなり悪くなかった。 北村:「一応教えといてくれ。」 木下:「北村さんも彼女作りましょう」 北村:「余計なこと言わんでいい。」 【第二幕】マッチング その日の夜、北村はアプリをインストールした。 自己紹介文は30分かけて書き、最終的に「会社員です。よろしくお願いします。」の一文だけにした。 そして3日後。 スマホの通知音。 「真田 咲さんがいいねしました」 真田咲、26歳。 写真は3枚。清楚なワンピース姿、友人との旅行、カフェでラテアートを撮っている横顔。 自己紹介文には「人生を豊かにすることに興味があります。素敵な出会いができたら嬉しいです♪」とあった。 北村:(心の声)「かわいい。なんでこっちにいいねしてきたんだ。」 北村はおそるおそるマッチングボタンを押した。 その後メッセージのやり取りが始まり一週間後に会う約束が取れた。 待ち合わせは新宿。 北村は珍しく前日から何を着ていくか考えた。 【第三幕】ルノアール 土曜日の午後2時。新宿東口。 北村は待ち合わせの10分前に着いた。 5分後。真田咲が現れた。 写真通り、いや写真より少し大人っぽかった。 真田咲:「北村さんですか?真田です。はじめまして。」 北村:「あ、はい。北村です。こちらこそ。」 北村:(心の声)「来た。普通に来た。詐欺じゃなかった。」 二人は近くのルノアールに入った。 平日ならサラリーマンで埋まる席に今日は客が少なく落ち着いた雰囲気だった。 珈琲を頼み他愛ない話から始まった。 真田:「北村さん、プロフィールに副業って書いてましたけど何やってるんですか?」 北村:「せどりです。ネットで仕入れてネットで売るっていう。大した額じゃないですけど。」 真田:「すごい!行動力ありますよね。私、会社の給料だけじゃ将来不安で何か変えたいなってずっと思ってて。」 北村:「まあ、副業も楽じゃないですけどね。」 真田:「北村さんって、もっと大きく稼いでみたいとか思いますか?」 北村:「まあ……そりゃ思いますよ。」 真田は少し微笑んでコーヒーカップをそっとソーサーに置いた。 ここから話が少し変わった。 真田:「実は私、去年まで将来のことがすごく不安で会社の給料だけで生きていくことに限界を感じてたんです。」 北村:「うん、うん。」 真田:「そんな時にある人に出会ったんですよ。その人に出会ってから、本当に人生が変わったんです。」 北村:(心の声)「……なんかこのフレーズ、どこかで聞いたことがある気がするが。」 真田:「その人、コミュニティで人脈を広げながら収入を作る仕組みを持ってて。最初は半信半疑だったんですけど話を聞いてみたら全然怪しくなくて。今は私、副業の収入が会社の給料を超えてるんです。」 北村:(心の声)「……うん、聞いたことあるフレーズだ。絶対聞いたことある。」 だがこの時点で北村は確信を持てなかった。 真田:「今日、実はその方に特別に時間作ってもらって来てもらったんで、呼んでいいですか?」 北村:「あ……はい。」 北村:(心の声)「断れなかった。なんで断れなかったんだ俺。」 【第四幕】田口、登場 3分後。田口と名乗る40代の男性が現れた。 清潔感のあるジャケット。落ち着いた話し方。 一見すると、どこかの会社の営業部長みたいな雰囲気だった。 田口:「初めまして、田口です。咲ちゃんからお話を聞いてまして、ぜひ一度お会いしたかったんです。」 北村:「はじめまして……北村です。」 そこから田口の話が始まった。 最初の15分は「現代の会社員が抱えるリスク」の話だった。 年金崩壊、物価上昇、終身雇用の終わり。 北村も薄々感じていたことを、データと言葉で丁寧に並べてくる。 次の20分は「コミュニティビジネスの仕組み」の話だった。 ネットワーク、レベニューシェア、パッシブインカム。 カタカナが多く、話がぐるぐると回る。 北村は途中から「これ、MLMだな」と確信したが、 相槌を打ちながらコーヒーを飲み続けた。 田口:「実際に咲ちゃんも3ヶ月で月30万を達成してますし、本人に一番の証人になってもらえるかなと。ね、咲ちゃん。」 真田:「はい。最初は信じてなかったんですけど、本当に変わりました。」 北村:(心の声)「そうか。30万か。ルノアールで話す内容じゃないな。」 それからさらに30分。商品説明、プラン説明、成功事例の紹介。 合計1時間半。 北村は途中からメモを取るふりをしてスマホで「MLM 見分け方」を検索していた。 完全に一致していた。 話が一通り終わると、田口は爽やかな笑顔で立ち上がった。 田口:「今日は貴重なお時間、ありがとうございました。ご検討いただけると嬉しいです。」 北村:「ありがとうございました。」 田口はお金をテーブルの上に置き颯爽と去っていった。 妙に後味のいい帰り方だった。 【第五幕】勧誘の終わり、そして 二人きりになったルノアール。 真田が期待を込めた目でこちらを見てくる。 真田:「どうでした?」 北村:「いや、興味ないですね。」 真田:「……えっ。」 北村:「MLMですよね。勉強になりましたけど、自分には合わないです。」 真田は一瞬固まった。 北村は心の中で「これで終わりか」と思った。 出会いの一つもない41歳の土曜日の終わり方として、まあ妥当だと。 しかし。真田がおもむろに立ち上がり、北村の隣の席に移動してきた。 肩と肩がほぼ触れるほどの距離に座る。 北村:(心の声)「…………え?」 真田は北村の耳元に顔を寄せた。 その距離5センチ。息がかかりそうな近さでゆっくりと囁く。 真田:「ゆっくりお話ししたいから……静かなところに行きませんか?」 北村:「はい。」 北村:(心の声)「断れなかった。なんで今日2回目も断れなかったんだ俺。」 【第六幕】ホテルの部屋 二人はルノアールを出て、新宿の街を5分ほど歩いた。 特に行き先を確認することなく、真田が先に立って歩いた。 二人が入ったのは清潔感のあるシティホテルだった。 部屋に入り、ベッドに並んで腰を下ろす。 静かな部屋に空調の音だけが流れる。 北村:「……普段からこうやってホテルに誘って、会員になってもらうように勧誘しているんですか?」 真田:「普段は絶対にやらないです。ホテルに来たのは今回が初めてです。」 北村:「そうなんですか。まあ私はホテルに来たからって会員になる気はありませんよ。」 沈黙。 真田が何か考えているような顔をしていた。 北村は続きを待った。 すると真田は、突然北村の腕にしがみついてきた。 体を寄せ、少し上目遣いになって、恥ずかしそうな顔でこちらを見てくる。 真田:「私が入会金、払います。だから入ってください。」 北村:「…は?」 「入会金を自腹で払う」それはつまり自分への投資ではなく相手への投資だ。ビジネスとして完全に破綻している。 北村:「なんでそこまでして入ってほしいんですか!?」 真田が少し頬を赤らめながら、北村の腕をさらに強く握った。 真田:「北村さんと人生のパートナーとして、ビジネスパートナーとして、一緒にいたいと思って。」 北村:「いや、それはわかりましたけど、なんでそう思ったんですか。今日初めて会いましたよね?」 真田:「実は待ち合わせで最初に会った時から、ずっと気になってたんです。」 北村:「気になってた?」 真田:「匂いが。すごく、好きで。」 北村:「はじめて会った時から?」 真田:「新宿東口で北村さんを見つけた時に近づいたら匂いがして。その瞬間、正直……勧誘するのやめようかと思いました。」 北村:「え。」 真田:「普通にお茶してそのまま帰ればいいかなって。田口さんに連絡して『今日なしで』って送ることも考えた。」 北村:「なんで結局したんですか。勧誘。」 真田が少し俯いた。 恥ずかしそうというより、どこか真剣な顔だった。 真田:「もし北村さんとこれから先も会い続けるなら。人生のパートナーになるなら。こういうことをやってる私のことを、最初から隠したくなかった。」 北村:「……。」 真田:「変ですよね。勧誘しておいて『隠したくなかった』って。」 北村:「変ですよ。かなり。」 真田:「わかってます。」 北村:(心の声)「でも……筋は通ってる。歪んだ筋だけど、ちゃんと通ってる。」 嘘をついている顔ではなかった。本当に少し困ったような顔をしていた。 真田:「なんの匂いか聞いてもいいですか。」 北村:「ステラホワイトという練り香水です。このアプリを教えてくれた部下に今日女性と会うことを話したらオススメされてAmazonで購入してみたんです。」 真田:「すごく良い匂いです。……本当に。ずっとそばにいたい。」 文章が入りきらなかったので続きの文章はコメント欄で #漫画 #マンガ #モテおじ #モテるおじさん #pr

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